全国海洋散骨船協会

協会概要

ご挨拶

一般社団法人全国海洋散骨船協会は、その名称のとおり「海洋散骨」の事業に携わる旅客船事業者を中心に設立された協会であります。

現在、海洋散骨につきましては、法務省見解「葬送を目的とし節度を持って行う限り、死体遺棄には当たらない」と、厚生労働省見解「墓地、埋葬等に関する法律においてこれを禁止する規定はない。この問題については、国民の意識、宗教的感情の動向等を注意深く見守っていく必要がある」という見解が示されているのみで、法による明確なルールは確立されておりません。

このような中、新しい葬送の方式として社会に認知されてまいりました海洋散骨ではありますが、その数が増えるとともに、一部では営利を目的として海上運航のルールを守らない(知らない)事業者が、海に関わる周囲の方々に迷惑をかけ、また利用者の安全に対する配慮が十分とはいえない状態で散骨船を運営している場面も見かけるようになりました。
こうした秩序や倫理観に欠ける海洋散骨船が増加することに、我々は海のプロフェッショナルとして大いに危機感を感じていました。

海洋散骨に必ず関わるのは船舶であるため、海に精通した我々旅客船事業者こそ最も重要な存在であると感じ、旅客船の運航資格を有する旅客船事業者の集まりである、一般社団法人全国海洋散骨船協会を設立いたしました。

今後は海洋散骨を希望される利用者に、安心され、信頼される海洋散骨船の育成により、海洋散骨事業体制の確立を図ることに尽力いたします。
当協会の目的にご賛同をいただき、皆様のご理解・ご支援をよろしくお願い申し上げます。

平成28年8月
一般社団法人 全国海洋散骨船協会
理事長 志賀 司

協会概要

名称
一般社団法人 全国海洋散骨船協会
協会所在地
〒150-0011 東京都渋谷区東3丁目25番10号 T&Tビル
役員
代表理事
志賀 司
理事
室井 博
理事
高山 博文
理事
平野 拓身
監事
山田 康平

加盟事業者数  正会員11社 (2023年11月現在)